思えば脳はその仕組みをつくる

最近、繰り返して読んでいる本はコレ。

新しいものを次々と生み出す秘訣

新しいものを次々と生み出す秘訣

著者の田上勝俊氏は、ホンダに入社後、カーナビや人間型二足歩行ロボットASIMOの開発に携わってきた。研究開発の経緯を振り返って「新しいものを生み出す」ための発想法から、それを加速するためのビジョン、そして開発のためのチームづくり、リーダー論にまで展開しています。
その中で「理化学研究所の松本元氏によれば、最近の脳研究の結果、脳の機能とは、情報を自己選択し、その情報処理の仕方(アルゴリズム)を自動獲得することであり、”思えば脳はその仕組みをつくる”ということがわかってきたそうです。また脳は”情報処理の仕方を獲得することが目的だから、人の生きる目的を出力するわけではない”(中略)私たちが生きていくに際して、高い目標をつくったり、それに向かってたゆまぬ努力を続けなければならないといわれていますが、そのことが脳機能から見て正しいことが証明されたわけです(中略)誰かが頑張って記録を破ると、後は次々と記録が更新されるようになる。これは脳が”頑張ればできるんだ”と思い、記録更新へ向けて働くようになるからでしょう」と紹介されていました。
ASIMOの発表以降、触発されて「俺もロボットつくるぞ」という目標を立てた日本中の技術者の「脳機能の進化」によって今の二足歩行ロボットの進展しているのかな。

とりあえず今週の私の脳は、週末の九州練習会に参加できるように、平日の仕事をどれだけ詰めようか、他の協力を得ようか、無駄な割り込みを省くか、に向けてフル回転中です。休日出勤は回避できそうな模様です(^^)