援竜

休みの日にたまたま見ていたTV番組で紹介されていました。重機型の双腕ロボットでtmsuk(テムザック)社の援竜というそうです。いままでにない油圧駆動によるハイパワー、ディーゼルエンジンによる自己発電、キャタピラによる移動がポイントです。
1/11に北九州市の消防出初式でレスキューロボットとして出動しました。実は出初式前日に出来上がったという裏話があって、操縦者が操作に慣れていないためか物をつかむ動作がうまくできずそれをテレビのコメンテータが突っ込んでいました。
重機と同じ操作方法だと操縦者のスキルがかなり要するので、高度なセンサシステムと連携した操作簡易化が次の課題なのでしょうか。以下、テムザック社のHPからの引用です。

特徴
1)2本の腕を有する上半身などの制御は、本格的な力を出せるよう油圧駆動を採用。
2)危険で力の必要な作業を代行できるよう、全高約3.45メートル、全幅約2.4メートル
(左右腕部全開長約10メートル)、重量約5トンの世界最大級のロボット。
3)頭部カメラ部2ヶ所、胴部1ヶ所、腕部分7ヶ所、手部1ヶ所の関節を持ち、人間の腕と同じ程度の動作ができる。
4)状況に応じ選択可能な世界初の乗用操作+遠隔操作両用機能。
5)頭部、腕部、胴部の前後左右に計7つのカメラを搭載。操縦席、または遠隔操作装置からモニターできる。
6)運転席前方にブームがないため視野が広く、直前の作業性が良好。
7) 上半身の制御、走行部等、各稼動部の動力源はディーゼルエンジンを搭載し、発電も行うため燃料がなくなるまで稼動可能。
8) 屋外での作業が可能な全天候性。