同僚から「2人から異なる要求を受けた場合にどうすればいいか?」という質問を受けたので、「まず自分がどうしたいか考えてみて、会社の利益*1と自分の利益*2からどういう方向に持って行きたいか考えてみたら」と答える。さらに横から年配の方が「そうやな、あとはどちらの人が折れてくれそうか、根回しでいけるかとか」という話も。
私の職場は技術チームとはいえ、外部・内部との折衝も担当者レベルで行わなければいけません。正直「そのレベルの話は上で折衝してよ」というケースが多々ありますが、スピードが求められる昨今、担当者に判断の技術も要求されます。でも、こんなの経験して覚えるしかない、ほとんどが自分の失敗から学んでる。
昔の私の上司は、失敗することさえも許してくれないようなシーザータイプで、管理者としては部下に成功させるよりも失敗させない方がずっと楽だったんでしょう、部下の行動を制限するだけでいいんですから。口癖は「ムダなことするな」でした。そのせいで新人の頃から何か事を起こそうとするたびに文句を言われ思考停止に陥る寸前でしたが、自分でもよく耐えたなと。
部下の自主性を損なわないためには「箸の上げ下げまで言うな」。自主性のない社員に対しては、、、どうなんでしょ。
そういえば新人の頃に上司から「お前は上司の言うとおりにやればいいと思ってるんか?じゃあ、課長が死ね言うたら死ぬんか?」という問いをふっかけられたことがあって、私は「そんな奴はいません」と答えたのですが、もしも「じゃあどうすればいいんですか」と相手に答えを伺う姿勢のままだったとしたら危ないですよね。

*1:工数や費用や貢献度のこと

*2:自由になる時間や自己成長や満足感のこと