実用ロボット

このところエンターティメント系ばかり紹介していたので、たまには実用系で。

院内で薬運ぶ、ロボット公開──岡山市の心臓病センター榊原病院
心臓病センター榊原病院で本格導入された病院用ロボット「HOSPI(ホスピー)」(24日午後、岡山市)=共同。カルテや薬品を持って病院内を行き来するロボット「HOSPI(ホスピー)」が24日、岡山市の心臓病センター榊原病院で公開された。
地下1階の薬局からエレベーターに乗り、1階の受付まで薬品などを届けるのが主な役目。障害物を回避しながら進み、廊下ですれ違う患者に「ごきげんいかがですか」と愛きょうを振りまくことも。開発した松下電工から2台計約2000万円で購入した同病院は、業務効率化だけでなく、「患者さんの気持ちを和らげる効果もあるのでは」と期待を込めている。

日経ネット関西版
http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/25619.html
松下電工
http://www.mew.co.jp/epm/pmd/delica/iryo/iryo_hospi.html

PHS無線LANによる遠隔監視、レーダ応用の自律障害物回避などにより、事前施工不要の搬送ロボットです。搬送ロボットは昔から工場には導入されていたのですが、床面に誘導テーブルを貼ったりや誘導ケーブルを埋め込む工事が必要だったり、行き先を指示するためのコントローラやステーションを設置する必要がありました。このホスピーは、工事コストを減らし、人件費を減らすという効果があります。しかしなにより「最先端技術を導入した病院として宣伝される」という集客効果を狙っているのは確かで、実用とはいえやはりエンターティメントでもあるわけです。