NOと言える日本

プロというのは、いったんやると決めた仕事であれば120%の出来で仕上げて正当な対価を得ることだという。逆をいえば、正当な対価を得られない無法な注文に対してハッキリNOと言うこともプロ意識といえる。
ただし日本人的な「共存」という立場でいえば、重要と思われる注文であれば優先付けてココマデと決めて引き受けるとか、別の方法を一緒に考えるとかもある。
ただ、経験豊かな相手であれば手練手管を使って、力の強弱関係、プライドを刺激、泣き落としetcで、こちらが制限付きで引き受けたという約束も反故にされることもある。
これを予想できているなら、チャレンジ意欲が足りないと言われようとも、社員ひいては会社によい影響を与えないのだから、やはり勇気をもって断ることをはじめから選択肢で外すべきではないと思う。