本からメモ

ときどき、いろいろな本から気になる言葉(キーワード)を、自分がそのときに思ったことも含めてPDAにメモしたりします。格闘技者の発想からも学ぶことも多いです。

須藤元気の身体論」勝つための身体をつくるためには?

まず必要なものとは何か?
「意思を持つことですね。確固たる意思です。そもそも強さとは経験じゃなくて、意思がつくるものですから」「具体的に言えば、ゴールをちゃんと決めるということです。ゴールを持たずにプロセスを歩むと挫折しやすい。」「とにかく筋肉をつけよう、とにかく痩せよう、そう思うと挫折しやすい。<とにかく>という感覚がマクロ的で曖昧すぎるんです。小さい課題でも、それをちゃんとクリアしていれば達成感が得られて、やる気もいっそう起こってきます。逆に、とにかく頑張るだけの人は、成果が曖昧で見えにくい分つらい方にばかり意識がいってしまう。例えば、私はとにかくダイエットして痩せる、と思うのは空腹感に意識を向けるのと同じことなんです。だから余計に腹が減ってしまいます。余計に腹が減れば、いつもよりたくさん食べてしまいますよね」「ダイエットをすれば、感じる空腹はみな同じ。しかし、少しずつでも<痩せている>と思う人間と、単に辛さに<耐えている>人間とは空腹に対する捉え方が180度違う」「つまり、<小さい達成感>というエサを自分に与え続けるやり方こそが、挫折しない、成功の秘訣です」
次に必要なことは?
「ゴールの状況を紙に書くこと」
「自分と言うものを形成しているのは3つあります。思考、言葉、行為です。これらをコントロールできれば必ず成功します。人間は何をするにも脳で考えますよね。それを言葉に置き換えて理解して、最後はそれを行動に移す。ですからゴールを思考しそれを言葉にして、紙に書き付けて行動する」

ビジネスでも「会社としてのゴールを明確化する」ことをないがしろにし失敗するケースは多い。そして<とにかく>、<とりあえず>、<できるだけ速く>という言葉のせいで、担当者が得られるはずだった小さな達成感までも削ってしまい、結果<やる気、元気>がなくなるのではないでしょうか?

芦原英幸 実戦!芦原カラテ3」相手に勝つための考え方とは?

「押しても駄目なら引いてみな、引いても駄目なら回してみな、回して駄目なら自分が回れ、それでも駄目なら(相手を引っ張りながら)いっしょに回れ」

臨機応変、自由な発想の大事さを心に留めるためのよい言葉だと思ってます。