天地が逆さまに

私が通っている道場のコーチが合気道の昇段試験を受けると聞いて、その昇段試験の見学とその後の翁先生の一日講習会に初参加することにしました。コーチは組手の中で合気道の技を自在に使ってくることから、以前から関心のあった武道でした。さすがにコーチ、相手が「受けの型」を意識する間もなく、固める、崩す、投げる、また固める。受けをされた方が可哀そうになるほどに。
その後翁先生の講習会。いくつかの基本技はすでにコーチに教えていただいていたことが、翁先生の言われることを理解するのにかなり役立ちました、翁先生はすでに齢70を越えているのですが対峙してみるとすばやい入り身、切れ味するどい投げを打たれます。何度も畳の上にひっくり返されました。
空手のサバキとの共通点があったりいろいろな気づきもあってなかなか貴重な体験をさせていただきました。自分の領域から相手の領域を覗いてみると、お互いの持っているはずだけど今までに見えなかった「価値ある事」に気づくことができるようです。