本を読むということ(残念な人の仕事の習慣、論理的に説明する技術、世界一わかりやすい4コマビジネス書ガイド)

以前、「1日10分であらゆる問題がスッキリする「ひとり会議」の教科書」を紹介しました。
大阪転勤したことで徒歩通勤から電車通勤に変わり、その移動時間や待ち時間をできるだけ読書の時間に充てています。本屋で買い込んだ本をバッグにいれていて、最近読んだ本で面白かったものを紹介します。

ビジネス本として上位にランキングされています。目次だけみても、身の回りにありがちな「残念な人」のエピソードを見つけられると思います。人の振り見て我が振りなおせ、ですね。

  • はじめに:残念な人は、前提条件で間違える
  • 第一章:出来る人がやっている「損してトク取れ」方式
  • 第二章:残念なメールは金曜夜にやってくる
  • 第三章:残念なタクシーに乗り込む残念な客
  • 第四章:二流は「単純作業」と嘆き、一流は「実験の場」と喜び
  • 第五章:もしも書店から会計レジがなくなったら、、、、
  • おわりに:出発点は「遊び」

おわりにある”仕事とは、自分以外の他人に価値を提供することである”というのに共感します。相手に対して何らかの思いやりをもたないと相手の求める価値が理解できません。そこには各自の認識(スキーマ)の違いを認識して、主張が飛躍しないように小さなステップの積み重ねとしての論理的説明が必要になるわけです。そこでお勧めなのがこちら。

「主張」をするために提示すべき「根拠」と、根拠から主張につなげるための「論拠」の思考パターンについてわかりやすく説明しています。論理というのは学校で教えてもらえない技術であり、自分は長年の経験からある程度使い慣れていても、他の人におしえるのが難しいものです。
いままでにビジネス本をたくさん読んできましたが、就職してから読むだけでなく学生時代に読んでいたらなと思った本もありました。実践という経験を得てこそ理解できる内容もありますが、上手に生きていくためのヒントもたくさんあります。話題になった「もしドラ」なんてそうですよね。「じゃあどんなビジネス本がおすすめ?」と言われることもありますが、最近だったらこの本ですかね。この本は著者が”役に立った厳選50冊”について、書評、キモ、オススメアクションが見開きで一瞬にわかるというものです。ちょっとおきて破りな感もありますが、良い本との出会いを増やすには抜群の本だと思います。
作者の山田玲子氏は「WordPress › Error」で「4コマ書評ブログ」を運営されています。