automo 05(Go-Wan)の秘密その3(格闘は「技」)
automo 05(Go-Wan)は成長するロボットでした。
製作1ヶ月後のヒューマノイドカップバトル大会と2ヵ月後のROBO-ONE 15thでは、機体は同じでも格闘性能はまったく別物。それは機体がもともともっていたポテンシャルをようやく「技」として引き出すモーションができたということです。
ワタシが格闘技が好きで武道をかじっているせいもあって、軽量級という同じような規格(ハードウェア)であれば、その勝敗を決めるのは格闘「技」(ソフトウェア)であってほしいと思う。
ロボットとオペレータが「一つの系(システム)」として働いて補完・協力しあい、すぐれた技と戦略で強敵を制圧するのが「俺的にカッコイイ」
ここらへんは、「プラレス」に傾倒したロボビルダーのサガかもしれません。
そして「ロボットは人間のフォルムに近い方がシンクロしやすい」という持論によりautomo 05(Go-Wan)はあのバランスになっています。ですからGo-Wanは格闘技と同じで、トレーナー兼オペレータのワタシが手をかけるだけ、格闘ロボットとしてより成長すると確信しています。
「ロボットはつくる(だけの)ものじゃない、育てるものです」
、、、以上が軽量級の格闘ロボットに関する私の視点です。重量級の場合は圧倒的なパワーで押し切るところにも見ごたえがあるのでちょっと当てはまりません。
これまで3回にわけて、格闘ロボットautomo 05(Go-Wan)について説明してきました。
以前のエントリーにも書きましたが、ロボットの一側面である格闘だけにこだわるのももったいないので、お手伝いロボットとか別の楽しみも見出していこうと思います。