ライブ感

空手練習の後、いつも30分ほど道場生とお茶しています。今日はその場でKHR-1のデモをすることになっていました。
オートデモで、歩行→構え→パンチ→四股立ちと滞りなく動作し、道場生には大ウケでした。それに最後には全員から拍手をいただけるとは、、、
本当はPS2コントローラで操縦してもらうつもりだったんですが、type Uが何故か「ゲームパッドコンバータ2」がUSB接続できないというトラブルに会い、type Uの画面タッチで操縦するので勘弁してもらいました(いきなりのデモって、こういうことがよくあるんですよね〜。マーフィーの法則でしたか*1
ある一人がボソッと言っていた言葉が耳に残りました。

「ロボットってテレビの中のものとばかり思っていたけど、こうして目の前で仲間が二足歩行ロボットを動かしていると”一気に身近なもの”って気がしますね〜」

そうなんです、いまその転換期なんですよ。
KHR-1をはじめ二足歩行ロボットって可能性を秘めている。将来的に新しいソリューションを生み出すプラットホームとしての。今その開発に何らかのカタチで関わることで、秒針分歩で進化する様子をライブで体験したい、もちろん受動的でなく能動的に。
1996年にホームページをはじめたり、3DCGのプログラムを書いたり、PDAを使ったり、i-mode1号機を使い始めたのも、ライブ感を得たいという点でおんなじだったんじゃないかと。
ロボット開発に関してはもう10年以上取り組んでいる「俺テーマ」で、自分がワクワクしたい、とおなじく人をワクワクさせたい。とくに10年前にロボットコンテストに出場したことをきっかけにロボット開発をめざした学生の頃の自分のような人達に対して。

*1:失敗する可能性のあるものは、必ず失敗する」とする法則。